越境ECの革新的なソリューション 株式会社ACD
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ANAホールディングスが出資する中国市場開拓支援サービスを提供する株式会社ACD(東京都江東区、代表取締役:古居弘道)は、中国の年間最大級の商戦、「ダブルイレブン」での売り上げ速報をお知らせします。
ACDは全日空の冠のもと日本の特産品や逸品を販売する、中国向けオンラインショップ「全日空海外旗艦店」を運営しており「天猫国際(Tmall Global)」及び「京東(JD.com)」に出店しています。今年の天猫ダブルイレブンは、第1期が11月1~3日で予約販売は10月20日から、第2期が11月11日で予約販売は11月4日からで、「全日空海外旗艦店」は1日の開始1時間で昨年の7倍の売上を記録しました。天猫国際の清酒焼酎売上ランキングでは取り扱い商品4商品(1位日本盛、2位風の森、6位DAIYAME、8位庭の鶯)がトップ10に食い込むなど好調な出だしとなっております。さらに、店舗ランキングにおいても天猫国際内の「清酒、焼酎カテゴリー」で初日を通してリテール海外店舗で1位を獲得しました。
セール前からの継続的な発信、中国文化に合わせた飲み方や包装の提案が人気の鍵に
ACDでは「WeChat視頻号(チャンネル)」の公式メディア「日本旅游指南」や、淘宝(タオバオ)LIVEにて、セール期間のみならず継続的に短編動画の投稿やLIVE配信を通じて商品情報やストーリーの発信をしています。
商品の包装や飲み方に関しても中国市場に向け独自の取り組みを行っており、ランキングにも食い込んだDAIYAMEは、オーソドックスな炭酸で割る飲み方よりも「美味しいから試してみて!」と現地の中国人の方々から青森りんごジュース割りの逆提案があり、同じく「全日空海外旗艦店」で取り扱う「青森りんごジュース」とセット販売をしたところ、飲み方が話題となり人気を集めています。また、同じくランキングでも上位となっている風の森は日本では化粧箱なしで販売されている商品ですが、中国の贈答文化に合わせ蔵元と連携し、専用の化粧箱を作成しており、11月11日のセールより展開を開始します。
レアなお酒や、若者を中心に少量飲みきりサイズの清酒や果実酒が支持を集める
コロナ禍にも関わらず、国税庁によると2020年の日本酒の中国への輸出は57億9200万円と、10年前の16倍を記録。2021年になってからも好調で、1月から3月の輸出先上位は、(1)中国21億2300万円(2)香港18億5900万円(3)米国15億5200万円と、中国がトップとなっています。
中国における日本酒需要について、ACD代表古居弘道は「若者を中心に、度数の高い白酒ではなく、アルコール度数の低い清酒や果実酒の人気が高まっています。中国アルコール市場は、日本では一般的な720mlや一升瓶ではなく少量(飲みきりサイズ)が主流のため少量飲みきりサイズのものの人気が高いです。中国現地メーカーのお酒はエチケットや個装箱が個性豊かで見ていて楽しいものが多く、日本酒もエチケットなどデザイン性の高いもの、インパクトがあり目に止まるような商品が売れ筋となっています」とコメント。
また、日本酒の中でも今回ランキング1位となった生原酒のようなボトル缶は、瓶が主流の中、スクリューキャップ付のボトル缶が目新しいこと、少量で試しやすいこと、また4種類の味をセットで販売することで飲み比べができて楽しいことから、若者を中心に人気の商品となっています。無駄を嫌う中国人にとって、ちょっと飲みたい時にグラスの準備もいらず、洗い物もなく、残ってもそのまま冷蔵庫へ保管できる、そんな手軽さも人気の一因です。
扱う商品も厳選しており、日本でも有名な人気のお酒は中国の方々も既知なことが多いため、逆にレアなお酒に注目されるように仕掛けています。ランキング2位の風の森は、全日空の機内でも提供していた日本酒で、管理の難しさから卸先が限定されているレアなお酒です。